この場をお借りして白状いたしますと、近藤浩徳は方向音痴です。
しかも重症です。
とあるスタジオに、初めて行ったときのこと。
元々、方向音痴気味であるという自覚症状はあったので、その日は早めに最寄り駅に到着。
地図によると、スタジオまでは、徒歩1分。
「おっ、なーんだ、余裕じゃん」
いくらなんでも徒歩1分の距離なら、迷わずたどり着ける。…と、思ったのが、収録開始60分前のことでありました。
◎収録開始40分前
「どこ、ここ?」
僕は明らかに道に迷っていました。
(…いや、待て。落ち着け。この程度の遭難は想定範囲内。自分の携帯にはナビがついてる。GPSは無敵だ!)
こんなこともあろうかと、有事に備えて有料で契約していたのです。
◎15分前
「…どこ、ここ?」
結論。使いこなせないナビに価値はない。
いや、地図が読めない自分には、豚に真珠なのでしょう。きっと。
まずい。さすがに、まずい。遅刻だけはするわけにまいりません。
で、最終手段。
僕はタクシーに飛び乗りました。
「○○ビル(スタジオのあるビル)までお願いします!」
タクシーは10秒くらい真っすぐ走って、すぐに止まりました。
運転手のおじさんはニッコリ笑って、
「着いたよー。750円ね。」
・・・!?!
あのう。治りますか、これ。
近藤浩徳でした!