まだまだ寒いですね。寒いときは布団から出たくない。というか、出られない…。
今日はそんな近藤の故郷の話をさせていただきます。
僕は神奈川県横浜市の磯子(いそご)という町で生まれ、12歳まで暮らしていました。
いわゆる、ハマッ子です。
横浜ーっていうと、皆さんはどんなイメージがありますか?
みなとみらいとか中華街とかランドマークタワーとか、都会的なイメージがしますでしょうか?
いやいやいや、とんでもない。それは横浜中心部に限ってのお話です。
磯子は中心からかなり南、鎌倉寄りにあります。
(当時の)磯子って場所は、畑もあるし、小型の雑木林もある。ちょっとした丘も谷もあり、自然がいっぱいなのです。
こんな環境を我々ちびっこ達(←当時の)が放っておくわけがない!
僕らは放課後になると、木に登ってヤマモモを取って食べたり、ツツジの花の蜜を吸って回ったりしました。
シイの木からできるシイの実も食べてました。(ドングリみたいな実ですが、甘くておいしいんです、これが!)
買い食いすると先生に怒られたので、こういう自然が僕らのおやつでした。
満腹になったら、雑木林をつかって鬼ごっこにかくれんぼ。秘密基地ごっこや宝探しごっこもやりましたね。
喉が渇いたら、公園の水をがぶ飲み!
そうそう、夏にはクワガタやカブトムシも取れるんですよ。
泥んこになって遊びまくり…演劇とはまるで縁のない、ワイルドな小学生時代でした。
先日、行ったんですよ。磯子。千葉に引っ越してから10年以上ぶりに。
ビックリしました。あんまり小さくて。
公園も雑木林も大きさは変わってないはずなのに。
あんなに広かった気がした故郷の町が、箱庭みたいに小さく感じられました。
ブランコも鉄棒も、嘘だろってくらい、なにもかも小さい。全然、小さい。
あ、ちがう。小さいんじゃなくて、自分自身が大きくなったんだ…!
そう気が付いたとき、うれしさとさびしさが入り交じった、複雑ーな気持ちが込み上げてきました。
故郷って、不思議な場所です。
小さい頃遊んだ公園や遊び場を、もう一度訪ねる。
そんなノスタルジーな旅をしてみるのも、たまには良いものじゃないかなって思います。
以上、近藤浩徳でした。